K@t@ruBelog
かたるべログ。障がい者が普通に地域で暮らすために私たちにできることを考え、実践するために横井寿之が作成するホームページです。
伊達「ふみだす」と「野ぶどう」を見学。
「月とらいおん」の開所式に出席していた大垣勲男氏に誘われて伊達まで足を伸ばし、知的障がい者のディセンター「ふみだす」と彼が重度重複障がい者のために開設したグループホーム「野ぶどう」を見学した。「野ぶどう」の建設費は約8千万円とのこと。説明をする大垣氏は実に淡々とそして自信に満ちている。良い実践をしている。こうした実践を業界も研究者も評価して世に問うべきなのだと思う。「ふみだす」には太陽の園のひまわり学園時代に同僚だった畠山隆子氏が働いていて、30年ぶりに彼女の仕事ぶりを見せてもらった。重度の障害を持つ人のグループホームでの生活を創ってきた実践を30年前のエネルギーと変わらぬ行動力で説明してくれた。生き生きといかにも楽しくて仕方ないとった様子であった。大垣氏、畠山氏の並々ならぬ実践を見せていただき、久々に新鮮な気持ちにさせられた。

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左が畠山氏
夕張支援―その3−
夕張の支援プロジェクトの計画について、夕張の市会議員さんが話しを聞きたいとのことで、説明に行ってきた。医療大学のボランティアセンターを創りたいとの私たちの提案と計画の内容を議員の皆さんに大いに賛同していただいた。皆さんからも積極的な提案を頂き、早速実行に移す段取りをすることにした。ゆうゆう24の大原君は日本財団と夕張でのフォーラムの計画づくりを進めている。少しづつ行動が展開されつつある。いずれ計画のペーパーを掲載したい。
夕張支援−その2−
 夕張について書いてから少し時間が経った。この間、少しあわただしく過ごした。
 さて、なぜ私たちは夕張のことに関心を持ち、何かできることは無いかと考えるかについて、言葉を尽くしたいと思う。なぜ夕張なんだという疑問が寄せられる。何ができるのだという疑問も寄せられる。夕張を立て直すことができるのかという声も寄せられる。
私たちは障がい者福祉の仕事をしているが、それはそこにいる障がい者を地域の中で普通に暮らすための援助をするということだ。それは同時に障がい者を受け入れることを当たり前にできる地域をつくることに他ならない。それが地域福祉ということであり、障がい者を含めてすべて市民は良き状態で暮らすことができるということが基本的な権利なのだ。私たちの関心はそこにある。これは理念の議論だ。もう一つの関心は行動を促す原初的な感情だ。つまり、私たちの身近に困難を抱えている人がいたら、何とかできないかと想いを寄せ、行動にすることだ。夕張は身近にいる困難を抱えた地域に他ならないのだ。もっとも身近な困難に最も身近な人間が手をさしのべる、そのことが行動の原理なのだ。そして夕張という地域の中で、夕張の困難を作り出した人たちは、いち早く沈没する船から逃げていき、夕張を捨てて出て行ける人たちがいて、そして、最も弱い年寄りと障がい者と夕張を捨てることができない人で、彼らが預かり知らぬところで背負わされることになった350億円という負債。今後18年にわたって一切の普通の行政サービス、福祉サービスを受けられない人たちがいる町夕張。そういう地域、そういう状況におかれた人たちに私たちが私たちにできる範囲で力になれることはなにかということだ。
私たちの「ゆうゆう24」のスタッフは夕張で何か利益を得ようとしているわけでも、打算で得になることだからやろうとしているわけではない。それどころか自分たちの労力と少ない資産の中から幾分かの資金を投入しようとしているのだ。自分たちの分にあった範囲で夕張市民や夕張の障がい者や高齢者、そして子ども達の力になろうとしているのだ。そういう若者に、かれらのまわりにいるあなた達よ、あなた達はそういう若者をどう応援しようとしているのか、そういうことだ。
夕張が財政破綻してから、高齢者の問題が取り上げられても、障がい者の問題が取り上げられることはない。夕張には知的障がい者の施設があって、そこから地域生活に移行した人たちもいる。職員はおそらくは最も老朽化した建物で地道に努力している。わたしたちはまず彼らを応援したい。今日も学生と夕張の施設を訪問してきた。いろいろやるべきことを話し合っている。この若者たちもまた、自分にできることを考えている。
夕張市社会福祉協議会の現状について
以下は夕張市の社会福祉協議会と夕張市の現状について、夕張市社協の横川良孝氏が北海道ボランティアコーディネーター協会副理事長の山口敏雄氏にあてた内容です。
転記して掲載します。

○夕張市祉会福祉協議会の概要
 北海道社会福祉協議会にご支援いただき、夕張市に対して本市における本会の重要性について、福祉部会における協議を経て、常務理事より要請をしております。

○夕張市社会福祉協議会の財政状況
 平成14年度より、夕張市における財政再建計画の取り組みにおいて、本会への活動助成金は廃止されてきたため、基金(3000万)から、本部事務局・地区協事務経費・地域福祉活動費、年間600万の事業費支出をしてきました。
 さらに、地域事業を一部廃止・役員会その他委員会の旅費撤廃等、平成19年度は年間100万以上経費削減計画を立て、取り組んでまいりましたが、会費収入と共同募金収入を合わせると毎年100万単位で激減しており、平成19年度は400万の会費収入となっております。本会としては、5年計画で事業型への展開をさらに図るべく計画を進めておりましたが、夕張市の財政破綻により事業所等の閉鎖・人口流出が相次いでおり会費収入が半減するため、役員会では、計画を前倒しして事業型に向けて投資する計画を進めています。人件費については、既に15%カットと人員枠の削減となっております。

○夕張市の財政破綻による影響(平成19年6月以降の事態)
 おはずかしい話しですが、この5年行政における各種相談窓口の機能は麻庫状態にあり、住民福祉サービスの低下防止に努めてきましたが、私どもが事務所を置く老人福祉会館の運営について夕張市が年間1200万(高齢者・福祉関係者利用 年間延べ3万4千人利用〉の運営費を投じてきた施設が、4月より予算ゼロの事態。
 利用してきた高齢者から悲鳴が上がっており、本会で指定管理者制度の適応申請をし受託、平成19年度4月から運営(基金投入200万・利用者負担500万・寄付100万)の計画で、まずは存続の手立てをすることになりました。
さらに、夕張市から人口透析患者の会に通院先が決まらない、通院手段も確保できないと通告。人口透析患者(高齢者)から2月15日、4月からの手立てが決まっていないと、これも悲鳴が上がり本会に緊急要請。行政機能が麻痺。市立病院の医師と直接協議の上、3月19日から本会所有のマイクロバスで1年間のまずは限定で、緊急移送を実施。年間180万の計画ですが、当面は会長・大型免許を取得している役員が運転。
 バス会社の利用もありましたが、一人当たり年間30万以上の負担になることから、岩見沢市立病院(副院長)と協議しまずは9名について本会が対応決定。
 夕張市において、今後の対応策は全くされていない状況。

○ 財政破綻により地域が受ける状況
 年間4万以上の公共料金他、市民負担増。
 各地区8箇所の連絡所廃止に伴い、本会の地区事務局の解体と再編成をしなくてはなり ませんが年間150万程度の活動費を必要で、今後、住民ニーズは増える一方、社協事 態の存続も危ぶまれている状況。
 育成関係・老人クラプ・民生児童委員協議会・その他地域福祉活動団体・文イヒ活動団体はもとより、生涯学習活動に関する事業費も夕張市は廃止。

○本部社協の人材・人件費
  人件費について来年度30%カットですが補助決定となっておりますが、平成20年 度以降は明確になっていない。退職金の保証目処も確実ではない状況ではありますが、今のところ、地域住民から社協だけは見捨てないで欲しいとの声があり、当面、全員頑 張り、自分たちの身分を守る努力をしていく意志を決めております。

○ボランティア・協力者の受け入れについて
 現在、全国からの問い合わせや、取材により市民も混乱状態にあり、地域住民への対応 を主体に本会としてはとり組んでいるため、人材の受け入れはしておりません。但し、新年度に入り本会の事業支援について、講座等の開催を含み、必要となる場合 が考えられますので改めてご相談申し上げたいと存じます。

○募金・寄付への対応について
 財政破綻は自己責任でもあることから、当初本会では窓口の開設をしていませんでした が、全国からのご要望をいただき開設しております。(夕張ファイトのブログ)
 寄付金扱いとして受け入れしており、違法な募金も発生していることから、本会に名簿 をいただいた方に、本会の証明文書を送付しご協力をいただいております。

地域住民は鵜向きに動き出そうとしています。
タ張市は財政破綻ですので、正直申し上げてその意思を守る、活動を継続するための新たな基盤整備が必要であり、本会としましては住民への負担増を求めながら、ご賛同いただける皆様にすがらざるおえません。
本当にお恥ずかしい限りでありますが、本会発行の広報誌とともに、ご報告申しあげます。

直近の課題
○ 人口透析患者への継続的支援資金確保
○ 外出困難者への移動支援対策費
○ ボランティア活動グループ支援費
○ 地区協議会事務局新設・在宅委員会の支援対策費
○ 通信費の確保(切手・ハガキ)
○ 老人福祉会館初期投資
○ 閉じこもり防止対策への移動支援運営費

NPO北のフォーラム21「夕張ファイト」、タ張市社会福祉協議会のプログにて、その他詳細公開中。近日中に本会ホームページ開設予定(準備中)

        まずは取り急ぎご報告まで            横 川 良 孝


名  祢  ゆうばり社協福祉文化基金
受付期間  平成18年12月1日〜平成20年3月31日
使途目的  地区協議会並びに本会に所属する福祉団体の地域福祉推進活動推進又は、住      民への福祉サービス提供と拠点づくり。子育て支援並びに文化伝承活動や、高齢者の生きがい活動に使途することを目的に、住民参加による地域福祉・文化づくりを目指します。
受付窓口全国のからのご声援を受けて、本窓口を開設するものであり、その管理において正確をきするため、市外からの寄付金受付専用窓口とする。

受付方法  本会は顔の見える・感じて頂ける社協を目指しているので、事前に、名簿登録をいただくとともに、寄付者の意志を尊重することを重視して、案内文書・活動報告書を寄付希望者に送付し、ご賛同いただいた方に寄付金申込書の受付と専用窓口に寄付いただく。

使途決定の方法
 本会本部祉協(理事会・評議委員会)が策定した事業計画に基づき、その実践組織である、地域の在宅福祉サービス推進委員会が実施する見守り活動・児童生徒のボランティア活動普及支援の他、高齢者・身障者への移動支援活動及び住民福祉サービスの継続又は向上に活用することについて、別紙記載の住民の代表である理事により構成されている、事業・組織・総務部会を経て、理事会における事業計画原案を作成し、評議委員会における協議と議決を経て、使途の明確化を図るとともに、障害者への自立支援対策に役立たせていただきます。情報公開につきましては、本会発行の広報誌並びに本会並びに本会指定の夕張応援ホームページにて情報公開をしてまいります。
 さらには、これまで夕張市が運営してきた、年間延べ3万人の高齢者が利用する老人福祉会館の運営について、本会が受託し介護予防対策と地域福祉事業の拠点づくりについても同時に継続検討し、住民の福祉と生活の向上に努めて参ります。但し、夕張市社会福祉協議会理事会・評議委員会において議決される年間事業計画に添って取扱ものとし、本部事務局の人件費への使途はされないものとする。


      ゆうばり社協福祉祉文化基金使途項目

1、移動支援に必要な特殊車両の維持管理、修繕の確保による閉じこもり防止を目的とした在宅医療計画との連動による介護を含む負担軽減。
   (1)市内移送の充実と拡大による安定した通院手段の安定
   (2)買い物等の生活活動の減少防止を目的とする外出支援
   (3)専門診療科への受診(近隣市町村)
   (4)その他、介護者の負担軽減となる外出支援
   (5)その他、生命維持に関する緊急的支援対策

2、 夕張市老人福祉会館の運営
  年間延べ3万人が利用する会館の運営費について補助が無く、利用料の徴収等による運営を実施することになりましたが、利用者への経済的・肉体的負担増への軽減対策。

3、在宅福祉サービス推進委員会における活動費の確保
   (1)一人暮らし福祉訪問活動における地域支援強化対策
   (2)一人暮らし高齢者への見守り配食活動の継続
   (3)高齢夫婦世帯を含む声かけ対話活動の強化対策
   (4)介護保険制度を含む行政窓口へつなぐ地域相談窓口の整備

4、地区・ボランティア活動
   (1)児童生徒のボランティア普及事業活動
   (2)子育て支援対策への支援対策
   (3)継続的に文化活動を伝承する少年団等への特定支援
   (4)いきいきサロン等の地域グループ活動支援対策

5、災害環境整備

   (1)連合町内会又は地区社協組織における雪害防止活動
   (2)緊急除雪対策費又はボランティアによる支援の燃料経費
   (3)災害防止対策における研修活動と資材の確保

夕張市社会福祉協議会

 平成19年 月 日

  寄付登録者 様
          
       財政破綻において市民が直面している現状
◎ 高齢化40%をこえる夕張市において、夕張市社会福祉協議会が事務局を置いている、年間延べ3万人以上の高齢者が利用する、老人福祉会館の運営費の確保の危機。
◎ 地域の福祉活動団体やグループ・子供達の育成団体への助成金カット
◎ 各事業所の閉鎖や人口流失、各種市民負担の増大に伴い、本会の会費・募金の激減
◎ バス料金の負担増。高齢者が外出や通院の制限をすることによる閉じこもりによる健  康への影響
◎ 平成14年度から地域福祉活動費補助廃止に伴う住民負担の増の危機

 
         【ゆうぱり社協福祉文化基金】

寄付の方法   開設期間 平成18年12月1日〜平成20年3月31日
 不正な募金窓ロでないことを明示するため、本会から法的に認められた寄付金申込書を郵送しますので、必ずご返送くださるようお願い申しあげます。
               ↓
郵便振替口座  02710-8-64670
口  座  名  社会福祉:法人夕張市社会福祉協議会
       (赤字の払い込み票をご利用いただければ、手数料無料となります。)

銀 行 名   北海信金 夕張支店
銀行振り込み口座 普通預金 980176
口 座 名  社会槽祉法人夕張市社会福祉協議会
        会長 横 川 孝 一

本会における募金受け入れ窓口は、上記のとおりであり直接本会への募金を希望された方に本文を発行させていただいております。ご支援頂ける募金について、夕張市民に直接還元される福祉活動資金として、市民の代表である本会の理事会・評議委員会において取り扱いの使途を決定し取り扱いさせていただきます。

北海道夕張市若菜3番地 電話0123−56−6004 FAX 56−6005
社会福祉法人夕張社会福祉協議会(夕張市共同募金会・夕張市ボランティアセンター)

医療大オープンカレッジ当麻・旭川の旅へ(3/17〜18)。
 医療大が学生ボランティア活動で続けてきた知的障がい者のオープンカレッジも2月12日に16回目を数えた。まる4年が経過し、当初1年生でスタッフに参加した学生も卒業を迎える。オープンカレッジのあり方に課題を抱えてきたが、ここらで再検討の時期だろう。次代の学生達に雰囲気を変えて引き継いでもらうために、慣例にこだわらず少し場を変えて新しい経験をするために、当事者との一泊旅行を計画した。当麻かたるべの森のスタッフや当麻で障がい者の余暇活動を支援しているTACK(タック)にも協力してもらう。翌日は旭山動物園を見学する。ゆうゆうの児童ディサービスでは中心的な活躍をしている主に2年生の学生にも応援してもらうことにした。ゆうゆうの代表の大原君も参加する。オープンカレッジ4年目の終わりの修学旅行である。写真はあとでアップします。

第16回 医療大学オープンカレッジ19年2月12日:札幌サテライトキャンパスにて
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夕張支援−不安抱え再建へ一歩−
3月1日の北海道新聞朝刊一面の見出しである。夕張市の財政再建計画が臨時市議会で決まった。赤字額の総額は353億3300万円を18年で返済する計画である。
市税の引き上げから施設利用料の50%引き上げ、そして集会施設は休止や廃止、各種団体への補助金は80%削減から廃止という内容である。全国最低のサービス、全国最高の住民負担といわれる再建計画だ。この再建計画で住民がどれほど夕張に残ることになるのだろうか。既に相当数の住民が夕張を捨てた。残るのは出て行けない高齢者だ。夕張の高齢化率は既に40%を越えている。残る高齢者は地区の住民会館も使えない状況だ。高齢者が集まって交流する場所さえもある地区は週一度訪れる移動販売車での生活物資の購入が命綱という。車両による足が無いから買い物や通院なども思うようにならない状況だという。地方自治がどんどん疲弊し、弱い住民にしわ寄せがいく。
 先月私は以前から交流のある知的障がい者の福祉施設「清水沢学園」を訪問した。
清水沢学園は定員30人の小規模施設で建物も決して立派ではないが、ここの職員は実に誠実に利用者の生活支援を積み上げてきている。地域で暮らす障がい者も支えている。私たちの夕張支援はまずは清水沢学園の支援から始まるが、障がい者の地域生活は地域の住民の支援、交流があって豊かなものとなっていく。地域が疲弊していては障がい者の地域生活にも影響するだろう。私たちのささやかな夕張支援は実は地域支援でもあるのだ。
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